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癒しと健康心理カウンセリング
『ウォリーズエイド萩原』
〒639-1054
奈良県大和郡山市新町810-20

お問合せ:0743-20-1294
Email:qqzz3pr9k@leto.eonet.ne.jp
癒しと健康 心理カウンセリング 『ウォリーズエイド萩原』
 
精神医学の基礎知識1

                  (出典:精神医学の基礎知識 キャリアカレッジジャパン)
【統合失調症】
 統合失調症は、青年期に好発する原因不明の精神病です。発症は、遺伝的要因と環境要因の相互作用によるものと考えられており、精神病のうちで最も頻度の高い重要な疾患です。
症状の特徴は、特有な思考障害、不適切な感情と意欲が見られ、自閉的、あるいは一風変わった生活態度が見られます。そして社会的・職業的に適応できにくいのが特徴です。幻覚・妄想などの異常体験、病識の欠如などが見られます。
病識とは、精神的疾患を抱えた人が、自分が「病気である」と自覚することです。神経症の人は病識を持ちますが、精神病の人では病識が欠如しているのが特徴です。
 
【気分障害】
 気分障害の基本は、感情の抑うつ、あるいは躁状態への変化が、ある期間持続する状態です。傾向としては、うつ状態と躁状態を反復する傾向が強く、さまざまなストレス状況が影響するとされています。
発症年齢は、主に思春期以降であり、加齢と共に発症が進んでいくことが特徴的で、原因は発病しやすい遺伝的素質と、環境要因が複合していると考えられます。

1.うつ状態(うつ病)
 うつ状態では、抑うつ的で悲観感情が見られ、思考内容は、自責的で特に多罰的です。
主な症状は、活動性が低下し、食欲低下・体重減少・性欲減退が見られます。睡眠障害(朝早く目が覚めたり、ずっと眠たい状況が続くなど)も見られ、全般的には、朝方には状態が悪く、夕方には改善するなど、症状が1日の時間帯で変化する場合もあります。

2.躁状態(躁病)
 躁状態では、感情は爽快で、精神的興奮が見られます。楽天的な思考内容が見られ、活動性の更進(高ぶり)、多弁が特徴的です。睡眠状態が極端に短縮し、疲労を感じにくい状態がよく見られます

【神 経 症】
 神経症とは、傷害は人格全般に及ぶことなく、傷害の程度が軽いということが特徴的です。不安や恐怖、強迫観念が見られ、病的な体験や空想があっても、現実と混同することなく、病識が保たれていることが特徴です。

  国際診断基準(ICD-9)によると、神経症的障害は、明らかな器質的基盤を持たない精神障害で、患者はかなりの洞察力と現実検討能力を持ち、ふつう自分の病的な主観的体験と外界の現実を混同することはありません。
 また行為にかなり問題がある場合でも、社会に受け入れられる範囲にとどまり、人格の崩れは見られません。主な症状には、過度の不安、ヒステリー症状、恐怖症状、強迫症状、抑うつ状態が含まれる。
 明らかな器質的基盤を持たないとは、例えば「癌」であれば、「癌細胞」、「歯痛」であれば「虫歯」など、痛みや病の原因が、はっきりと形に見えて体内で認識できるのではなく、「不安」や「恐怖心」など、形の見えない原因によって、様々な症状が出てくることです。
神経症の状態は、@不安状態 A恐怖状態 B強迫状態 C環境状態の4つに分類されます。

【@不安状態】
 不安とは、漠然とした原因がはっきりしない対称への恐れです。この不安感は、誰でも感じる身近な感情ですが、不安の中には、現実的な危険とは無関係に湧き起こる「死の恐怖」を感じてしまうものもあります。不安があまりに強くなりすぎて、強い恐怖感を抱いてしまうと、パニック発作を起こすことがあります。これが不安障害(不安神経症)です。
身体症状
 胸が苦しくなったり、胸騒ぎや動機が高まったり、呼吸困難、手足のしびれ、発汗、のぼせ、ふらつきなどが見られます。精神的には落ち着きのないイライラ感、死の恐怖や苦しみが生じてきます。
 身体症状の自覚が特に強く、パニック発作時の恐怖に囚われ、落ち着けなかったり、発作が起こるのではないかという予期不安が強く出てくることがあります。このため日常生活が制限されることが多く、不安状態に苦しめられてしまうことも特徴です。
発 症
 突然起こる場合もあります。一般的には日常生活での不愉快な体験とか、孤立状態が契機となって、病的不安が起こることが多いとされています。病的な不安が起こると、不安が不安を呼び、予期不安まで加わり、不安がますます強まっていきます。
 不安障害で有名なのが、「パニック障害」と「全般性不安障害」です。

【パニック障害】
 パニック障害の症状は、呼吸困難やめまい感、死の恐怖などを伴う、耐えられないような苦しみが見られます。発作を重ねるうちに、予期不安が高まり、それが二次的に広場恐怖・外出恐怖に発展することがあります。(広場恐怖・外出恐怖はA恐怖状態で説明)
 1回の発作は、普通数分から30分、長くても1時間以内に自然に消失します。この発作は、何の要因もなしに、突然発作が起こってくるのが1つの特徴ですが、実際には、過労や心労が要因になることが少なくありません。
 この発作は、死ぬかもしれない・・・といったような、死の恐怖を伴う強い不安を引き起こすため、パニック障害の方は、絶えず発作に怯えて日常生活が不安に満たされてしまいます。

【全般性不安障害】
 全般性不安障害の症状は、何に対しても過度に心配し、将来への不安を抱くなど、慢性的な不安状態が特徴です。パニック障害ほど発作はひどくないものの、胃腸症状や震えや緊張、入眠困難などの睡眠障害を伴うことがあります。
 全般性不安障害を抱える方のパーソナリティは、子どもの頃から臆病で、心配性な性格である場合が多いのですが、もともとのんびりしている人が、就職・結婚・大きな病気などを期に自信を失い、気弱で臆病になったりすることもあります。いったん不安になると、不安でおろおろしてしまい仕事も手につかず、最悪の状態に陥る事ばかり考えてしまいます。不安状態が酷くなると、体が小刻みに震えてくることもあります。
 この状態をもう一段階超え、更に不安が高まると、心臓の鼓動が激しくなり「このままでは死ぬかもしれない」という恐怖に襲われてしまいます。

【A恐怖状態】
 ある対象に対して、異常なほどの強い恐怖感情を抱き、日常生活にも支障をきたす、何らかの不適応な状態を示す症状を「恐怖症・恐怖神経症」といいます。高所恐怖症という言葉は日常生活でもよく耳にしますが、このように特定の状況に対して、強い恐怖症状をきたすことかが恐怖症の特徴です。
 特に知られるのが、「広場恐怖」、「対人恐怖」、「疾病恐怖」の3つです。」

【広場恐怖(外出恐怖、空間恐怖)】
 何かが起きてもすぐに逃げられない場所や(出口が遠い場所、広い場所、電車の中、飛行機)、誰からも助けてもらえそうにない場所(一人きりの空間、何もない広い野原など)にいるときに、際立った恐怖を感じ、それを避ける行動が目立つものです。
 相当重症でなければ、知人や家族が一緒の場合は、その場に行けたりする場合があります。しかし、想像するだけでも恐怖心が高まり、外出も困難な状況にまでなると、生活空間が著しく狭められ、抑うつ的な状況に陥ることもあります。

【対人恐怖(社会恐怖、社会不安障害)】
 人間は社会的な存在なので、ある集団内で適応できなくなることに恐怖心を抱きます。人前で、立派に振る舞いたい、いい人に見られたいなど、自分が社会的な存在でありたいと願うあまり、それに相応しい言動・行動をとらなければならないと緊張してしまいます。
 この程度であれば、誰でも抱く感情なのですが、社会に適応し他社の目を気にしすぎるあまり、周囲から嫌悪され回避されることに強い恐怖感を抱き、人との交わりに恐怖と困難を生じさせてしまうのが「対人恐怖(社会恐怖)」です。
 よくみられるのが、人前で顔が赤くなるのではないかと気にする「赤面恐怖」、人に見られているのではないかと過度に気にして不安を抱く「視線恐怖」、自分の表情がおかしいと思われているのでhないかと意識し不安を抱く「表情恐怖」、自分が臭いのではないかという不安を抱く「自己臭妄想恐怖」、自分の容姿が醜いために人から嫌がられると訴える「醜形恐怖症」などがあります。
 対人恐怖は、小学校高学年から中学生になる頃に育つ自己意識が、強い影響を与えています。

【疾病恐怖(心気症)】
 人間は、病気と死の恐怖に敏感なものです。しかし、あらゆる身体検査によって異常所見が認められないにも関わらず、「自分は病気で死ぬのではないか?」と異常なほどの恐怖心に襲われて、身体自覚症状を必要に訴えることがあります。このような場合「疾病恐怖(心気症)」と言われています。
 病気や死に対する「予期不安」、否定的な自己暗示などが強い影響を与えています。健康に対する過度な囚われや、過度な観察によって生理的現象など微細な異常が強く自覚され、その生理的現象自体も増強するのが特徴です。もう一つ特徴的なのが、医療機関で「正常」と診断されることに不満感を抱くことです。次々と医師を変えて診察を求める「ドクター・ショッピング」も見られることがあります。

【B強迫状態】
 人は時々物忘れや、間違いをしなかったか記憶が定かではなくなることがあります。例えば、家を出るとき、火は消してきたか? 鍵をかけたかどうか?など、誰でも感じたことがある感情です。
 しかし、この感情があまりに強すぎてしまうと、万に一つの危険を恐れる気持ち(強迫観念)と、その危険を除外し、不安を打ち消す為の動作や行為(強迫行為)に支配されてしまう状態に陥ってしまう場合があります。この状況を「強迫状態(強迫性障害)」といいます。
 具体的な行動としては、外出する際、鍵がちゃんとかけられたかどうか何回も確認したり、不潔な状況に異常な恐怖感を抱き、手を洗う行動が止められなくなったりと、様々な行動が見られます。

【C環境状態】
 環境は、人の心に大きな影響を与えます。もちろん影響の大きさには個人差はありますが、その個人差を超えるほどの激しい心理的ストレスが加わると、誰にもある程度共通する精神状態が見られます。
 この環境状態は、自信や津波などの自然災害、戦争や監禁、更には肉親の急死、暴行、脅迫など、強い心理的ストレスを感じる場面によって現れてきます。
 この環境反応で有名なのが、「急性ストレス反応」と「心的外傷後ストレス障害」です。

【急性ストレス反応】
 強い精神的ショックを受けると、人は感情が麻痺して、何が起こったか分からなくなるという混乱状態を示すことがあります。
 症状としては、不眠、発汗、不安、落ち込み、イライラなどが見られ、これを「急性ストレス反応」といいます。

【心的外傷後ストレス障害(PTSD)】
 強い心理的ストレスの後、少し時間がたってから、6ヵ月以内に特異な症状が出現してくる場合に「心的外傷後ストレス障害(PTSD)」と言います。
 この症状の特徴は、その精神的にショックな経験の情景を、突然ありありと当時の感情と身体感覚を伴って再体験することです。その度に苦痛な体験を繰り返してしまうため、気分が落ち込み、イライラしたり、怒りっぽくなります。
 苦痛から逃れるために、アルコールの乱用などに走りやすくなってしまうこともあります。その他の症状としては、不安や落ち着きのなさ、理解力の減退、不眠、頭痛、食欲減退など、多彩な身体症状が長期にわたって訴えられます。
 また、外傷体験は、人間の生きている基盤を根本的に揺るがす体験であるため、無力感や不信感や怒りなど、様々な感情が混じり混乱してしまう場合があります。


 
 

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